Cool Stack概要につきましてはCool Stackについてを参照してください。
Cool Stack Runtimeのインストールがお済でない方は
CoolStackとはのページ下部の「Cool Stack Runtimeのインストール」手順を参考に、
Cool Stack Runtimeをインストール後、以下の手順に進んでください。
Optimized Open Source Software Stack (Cool Stack)公式サイトのページ中部のDownloadsよりダウンロードページへ行くことが出来ます。
ログイン画面にて、Cool Stack Runtimeダウンロード時に登録した会員情報を入力してください。
Platform | Solaris 10 OS(x86)を選択します |
I agree to the.. | チェック(同意)を入れます |
User Name | Sun会員に登録時のメールアドレス |
Password | Sun会員に登録時のパスワード |
ダウンロード画面へ進みます。
ここではインストール作業ディレクトリを/var/tmpとします。
ページ下部のDownload…からダウンロードし、サーバへFTPで/var/tmpへアップロードするか
各パッケージの~pkg.bz2のリンクをコピーし、サーバへ直接wgetする事も出来ます。
ダウンロードリンクURLが長い為、出来上がるファイル名が長い、若しくはダウンロードが失敗する場合があります。
その為、下記のようにwgetの-Oオプションをつけて実行ください。
$ wget -O <ファイル名指定> <ダウンロードURL>
$ cd /var/tmp $ wget -O CSKamp_1.3.1_i386.pkg.bz2 <ダウンロードURL>
$ bzip2 -d CSKamp_1.3.1_i386.pkg.bz2
その場合でも下記手順を実行して特に問題ありません。(本手順は環境差分を吸収するために実行する手順です)
サーバ環境によりパッケージデータが読み込めないケースがあるため
自環境に合わせたデータフォーマットの変換を行います。
$ pkgtrans CSKamp_1.3.1_i386.pkg /var/tmp
標準出力に下記、確認が出ますので<Enter>を入力してください。
The following packages are available: 1 CSKapache2 Apache httpd (i386) 2.2.9 2 CSKmysql32 MySQL 5.1.25 32bit (i386) 5.1.25 3 CSKphp5 PHP 5 (i386) 5.2.6 Select package(s) you wish to process (or 'all' to process all packages). (default: all) [?,??,q]:
下記、出力が確認出来れば変換完了です。
Transferring <CSKapache2> package instance Transferring <CSKphp5> package instance Transferring <CSKmysql32> package instance
$ sudo pkgadd -d /var/tmp
標準出力に下記、確認が出ますので<Enter>を入力してください。
The following packages are available: 1 CSKapache2 Apache httpd (i386) 2.2.9 2 CSKmysql32 MySQL 5.1.25 32bit (i386) 5.1.25 3 CSKphp5 PHP 5 (i386) 5.2.6 Select package(s) you wish to process (or 'all' to process all packages). (default: all) [?,??,q]:
下記グループID確認の出力にも”y”を入力します。
## setuid/setgid を行うプログラムを検査中です。 次のファイルは setuid、setgid、またはその両方のアクセス権でインストー ルされます。 /opt/coolstack/apache2/bin/suexec <setuid root> これらのファイルを setuid または setgid ファイルとしてインストールしますか [y,n,?,q]y
更に、ルート権限での確認が出ますが、sudoを使用しているので”y”を入力します。
このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーの アクセス権で実行するスクリプトが含まれています。 <CSKapache2> のインストールを継続しますか [y,n,?] y
インストールが正常に完了し、下記、出力を確認出来ればインストール完了です。
... <CSKapache2> のインストールに成功しました。 ... <CSKmysql32> のインストールに成功しました。 ... <CSKphp5> のインストールに成功しました。
/opt/coolstack配下に各apache,mysql,phpディレクトリが作成されていることを確認してください。
$ ls -ld /opt/coolstack/apache2/ $ ls -ld /opt/coolstack/mysql_32bit/ $ ls -ld /opt/coolstack/php5/
不要になったパッケージディレクトリの削除を行います。
$ \rm -rf /var/tmp/CSKapache2/ $ \rm -rf /var/tmp/CSKmysql32/ $ \rm -rf /var/tmp/CSKphp5/
CSKamp(Apache,MySQL,PHP)に含まれるMySQLは32bit版ですが、より大規模なデータベースを構築する場合は64bit版を使用してください。
ファイルの入手ページより、CSKmysql_1.3.1_i386.pkg.bz2(MySQL 5.1.25 64bit Database Server)をダウンロードします。
$ bzip2 -d CSKmysql_1.3.1_i386.pkg.bz2
サーバ環境によりパッケージデータが読み込めない場合があるため
データフォーマットの変換を行います。
$ pkgtrans CSKmysql_1.3.1_i386.pkg /var/tmp
標準出力に下記、確認が出ますので<Enter>を入力してください。
The following packages are available: 1 CSKmysql MySQL 5.1.25 64bit (i386) 5.1.25 Select package(s) you wish to process (or 'all' to process all packages). (default: all) [?,??,q]:
下記、出力が確認出来れば完了です。
Transferring <CSKmysql> package instance
$ sudo pkgadd -d /var/tmp
標準出力に下記、確認が出ますので<Enter>を入力してください
The following packages are available: 1 CSKmysql MySQL 5.1.25 64bit (i386) 5.1.25 Select package(s) you wish to process (or 'all' to process all packages). (default: all) [?,??,q]:
更に、ルート権限での確認が出ますが、sudoを使用しているので”y”を入力します。
このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーの アクセス権で実行するスクリプトが含まれています。 <CSKmysql> のインストールを継続しますか [y,n,?]
インストールが正常に完了し、下記、出力を確認出来ればインストール完了です。
... <CSKmysql> のインストールに成功しました。
/opt/coolstack配下にmysqlディレクトリが作成されていることを確認してください。
$ ls -ld /opt/coolstack/mysql
$ \rm -rf CSKmysql/
$ sudo svcadm disable svc:/network/http:cswapache2
CSKampパッケージのインストール後、すぐに起動できます。
$ sudo svcadm enable svc:/network/http:apache22-csk
cswapache2がdisable、apache22-cskがonlineとなっていることを確認してください。
$ svcs -a | grep http disabled 17:51:25 svc:/network/http:cswapache2 online 18:03:14 svc:/network/http:apache22-csk
CSKapacheを停止する際は、下記を実行してください。
$ sudo svcadm disable svc:/network/http:apache22-csk
Apache関連コマンドを使用する際、ZoneExpress環境初期設定では/opt/csw/apache2/sbinが参照されます。
CSKapacheを使用するために環境変数のパスを変更する必要があります。
コマンドパスを変更するを参考にコマンドパスに/opt/coolstack/apache2/sbinを追加してください。
コマンドパスは左から優先される事に注意してください。
$ sudo svcadm disable svc:/network/cswmysql5:default
また、mysql-csk(CSKmysql_64bit版)を起動する場合は cswmysql5、mysql32-cskが停止していることを確認後に起動してください。
MySQLを起動する前に、環境に合わせたmy.cnfを作成する必要があります。
※以降の手順で64bit版を使用する場合は/opt/coolstack/mysql_32bit/を/opt/coolstack/mysql/に置き換えてご確認ください。
my.cnfを作成します。
$ sudo cp /opt/coolstack/mysql_32bit/share/mysql/my-medium.cnf /opt/coolstack/mysql_32bit/my.cnf
$ sudo cp /opt/coolstack/mysql_32bit/share/mysql/my-small.cnf /opt/coolstack/mysql_32bit/my.cnf
$ sudo /opt/coolstack/mysql_32bit/bin/mysql_install_db
$ sudo chown -R mysql:mysql /opt/coolstack/mysql_32bit
$ sudo svcadm enable svc:/application/database/mysql:mysql32-csk
$ sudo svcadm enable svc:/application/database/mysql:mysql-csk
cswmysql5がdisable、mysql32-cskがonlineとなっていることを確認してください。
$ svcs -a | grep mysql disabled 14:02:29 svc:/network/cswmysql5:default online 13:44:47 svc:/application/database/mysql:mysql32-csk
cswmysql5、mysql32-cskがdisable、mysql-cskがonlineとなっていることを確認してください。
$ svcs -a | grep mysql disabled 14:02:29 svc:/network/cswmysql5:default disabled 10:09:06 svc:/application/database/mysql:mysql32-csk online 10:09:17 svc:/application/database/mysql:mysql-csk
CSKmysqlを停止する際は、下記を実行してください。
$ sudo svcadm disable svc:/application/database/mysql:mysql32-csk
$ sudo svcadm disable svc:/application/database/mysql:mysql-csk
mysqlコマンドを使用する際、ZoneExpress環境初期設定では/opt/csw/mysql5/binが参照されます。
CSKmysqlを使用するために環境変数のパスを変更する必要があります。
コマンドパスを変更するを参考にコマンドパスに/opt/coolstack/mysql/binを追加してください。
コマンドパスは左から優先される事に注意してください。
php5コマンドを使用する際、ZoneExpress環境初期設定では/opt/csw/bin/php5が参照されます。
CSKmysqlを使用するために環境変数のパスを変更する必要があります。
コマンドパスを変更するを参考にコマンドパスに/opt/coolstack/binを追加してください。
コマンドパスは左から優先される事に注意してください。