メール転送設定とは
1つのメールアドレスに対して送られたメールを他のメールアドレスに自動転送する設定のことです。
例えばsupport@example.jp宛に送ったメールは
user1@example.jp 宛とuser2@example.jp 宛に届くといった設定が出来ます。
以下ではZoneExpress環境で使用しているメールサーバ、Postfixでの設定方法を記述していきます。
以下の手順は初期インストールのcswパッケージを前提に記述しています。
事前にメールサーバのバージョン確認を行います。
$ postconf | grep mail_version
下記出力のmail_versionがお使いのメールサーバのバージョンとなります。
mail_version = 2.4.6 milter_macro_v = $mail_name $mail_version
mail_version = 2.4.6だった場合
$ cd /etc/opt/csw/postfix
mail_version = 2.2.8だった場合
$ cd /opt/csw/etc/postfix
自環境に適したディレクトリへ移動できた事を確認し次へ
設定ファイルを編集するため、管理者権限に変更する必要があります。
$ su -
エイリアスファイルの編集を行います。
下記は一例となります。
元となるアドレス | support@netcube.ne.jp |
転送先となるアドレス | hogehoge@netcube.ne.jp |
転送先となるアドレス | hogehoge2@netcube.ne.jp |
※元となるアドレス、転送先アドレスのユーザが存在しない場合は
メールアドレス追加方法にしたがって作成しておく必要があります。
# vi aliases ----------------------------------------- bin: root daemon: root named: root nobody: root uucp: root www: root ftp-bugs: root postfix: root support: hogehoge@netcube.ne.jp, hogehoge2@netcube.ne.jp # Put your local aliases here. # Well-known aliases manager: root dumper: root operator: root ------------------------------------------
上記の support の行に、追加するメールアドレスを追加。
(,)で繋げれば転送先を増やすことは可能です。
保存したら次へ。
# newaliases
上記のコマンドを打てば手順は完了です。
実際にメールを送信して確認を行ってください。